マンガだから入りやすい!『マンガでわかる!小学生のためのプログラミング教室』レビュー

「とにかく難しいのはイヤ。でもプログラミングって気になる!」 そんな小学生にぴったりなのが、『マンガでわかる!小学生のためのプログラミング教室』です。

ストーリー仕立てのマンガで導入しながら、読み進めるうちに自然とプログラミングの基本がわかる本書は、読み物としての面白さと学びのバランスが絶妙。プログラミングの世界に抵抗なく入っていける、優しい“はじめの一冊”です。


目次

書籍の基本情報

  • タイトル:マンガでわかる!小学生のためのプログラミング教室
  • 著者:川添 愛(かわぞえ あい)
  • 出版社:日経BP社
  • 発売日:2018年7月
  • ページ数:144ページ
  • 価格:1,430円(税込)
  • 対象年齢:小学校中学年〜(マンガ好きな子にも)

特徴①:ストーリーマンガで世界観に入りやすい

本書の大きな魅力は、ストーリー仕立てのマンガで始まる点です。読者の子どもと同世代のキャラクターが登場し、一緒に悩み、考えながらプログラミングに触れていく展開で、感情移入しながら読み進められます。

マンガを読みながら、いつの間にか「変数」や「順次処理」「繰り返し」といった概念に触れている構成になっています。


特徴②:身近な例えで抽象概念もスッと入る

プログラミング用語にありがちな“とっつきにくさ”を解消する工夫が満載。 「変数は“お弁当箱”」「条件分岐は“信号機”」など、身近なたとえを使って説明するため、小学生でもしっかり理解できます。

専門的すぎない語り口と会話形式の解説は、読みやすさ・わかりやすさの両方を兼ね備えています。


特徴③:Scratchを軸にした構成で実践にもつながる

理論だけで終わらず、実際にScratchで簡単なプログラムを作ってみるパートも収録。あくまで導入的ではあるものの、「本当に作れる」体験が入ることで、学習意欲を刺激します。

また、Scratchを使う意味や、プログラミングが社会でどう役立っているかの説明もあり、“なぜ学ぶのか”への理解も深まります。


保護者にうれしいポイント

  • マンガ中心なので、読書が苦手な子どもでもとっつきやすい
  • 無理なくプログラミングの考え方に触れられる
  • 会話形式の解説で、親子でも気軽に読み進められる

“勉強っぽさ”を感じさせずに「学びのきっかけ」をつくりたいときに、最適な選択肢です。


こんな方におすすめ

  • 活字よりマンガが好きな小学生
  • Scratchを始める前に世界観をつかみたい子
  • プログラミングに苦手意識を持たせたくないご家庭
  • 「なぜ学ぶのか」を子どもにやさしく伝えたい保護者

まとめ

『マンガでわかる!小学生のためのプログラミング教室』は、読みながら自然と“プログラミング的思考”が身につく、楽しくて実用的な導入書です。

理屈より感覚で入りたい、でもしっかりと理解もしたい──そんな小学生の「最初の一歩」として、ぜひ手にとってみてほしい1冊です。

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