はじめてでも安心!『小学生でもわかる はじめてのプログラミング』レビュー

「プログラミングってむずかしそう…」と感じている小学生や保護者の方にぴったりなのが、『小学生でもわかる はじめてのプログラミング』です。

ビジュアル中心のやさしい構成と、段階を追ったレッスン形式で、プログラミングの基本から「なぜそうなるのか」を理解できる本書は、“考える力”の入門書としても最適。Scratchに限らず、幅広いデジタルリテラシーの基礎を学べる点が大きな魅力です。


目次

書籍の基本情報

  • タイトル:小学生でもわかる はじめてのプログラミング
  • 著者:高橋 宣成(たかはし のぶなり)
  • 出版社:技術評論社
  • 発売日:2021年4月
  • ページ数:192ページ
  • 価格:1,628円(税込)
  • 対象年齢:小学校中学年〜(親子学習にも対応)

特徴①:Scratchだけに偏らない幅広い構成

本書では、Scratchだけでなく、ロジックパズル、フローチャート、条件分岐の考え方など「プログラミング的思考力」を育てる構成になっています。

Scratchの導入もやさしく、「命令を順番に並べて動かす」といった基本からスタート。複雑なプログラミング以前に、“考え方”を育てるのに最適です。


特徴②:マンガや図解で子どもにも読みやすい

ところどころに挿入されるマンガやイラストが、子どもの理解を助けます。専門用語にはていねいな解説があり、ふりがな付きで小学生でもスムーズに読み進められる設計です。

プログラミングが初めての保護者でも、一緒に読めば理解できるよう工夫されているのがポイント。


特徴③:課題に取り組む形式で“自分で考える”を促す

各章には「やってみよう!」というチャレンジ課題が設けられており、知識をインプットするだけでなく、アウトプットを通じて理解を深めるスタイル。

間違っても大丈夫。自分で考えて、やり直して、また挑戦する。そんな“思考の習慣”を育てる構成になっています。


保護者にうれしいポイント

  • プログラミングの知識ゼロでも一緒に読める
  • 教科書的でなく、楽しみながら読み進められる
  • プログラミング以外の教科にも通じる「論理的思考力」が育つ

学校の授業の補完にも、家庭学習の導入にも、幅広く活用できる一冊です。


こんな方におすすめ

  • プログラミングにまったく触れたことがない子ども
  • Scratchに入る前に「考える練習」をさせたい
  • 勉強が苦手でも“体験的に”学ばせたい家庭
  • 本格的な教材の前に、やさしく楽しく始めたい

まとめ

『小学生でもわかる はじめてのプログラミング』は、「プログラミングが得意じゃなくても大丈夫!」を実感させてくれる、やさしく丁寧な導入書です。

Scratchを使う準備段階としても、親子で“考える楽しさ”を味わいたいご家庭にもおすすめ。デジタル社会を生きる力の土台を、楽しみながら築ける一冊です。

▶︎ 小学生におすすめのプログラミングの本10選

スクロールできます
書籍タイトル価格(税込)ページ数文字の大きさふりがな有無親子で楽しめるか対象年齢
できるキッズ 子どもと学ぶ Scratch3 プログラミング入門2068288大きめあり小3〜
10才からはじめるScratch 3 プログラミング図鑑3080224標準あり10歳〜
小学生でもわかる はじめてのプログラミング1628192大きめあり小2〜
マンガでわかる!小学生のためのプログラミング教室1430144標準あり小3〜
micro:bitではじめるプログラミング1738192標準一部あり小5〜中学生
レゴ(R)で作るはじめてのロボットプログラミング2420192標準一部あり小4〜
はじめてのゲームプログラミング Scratchでゲームを作ろう!1540160標準あり小3〜
アプリづくりに挑戦!子どもプログラミング図鑑3080224標準一部あり小5〜中学生
考える力を育てる!子どもプログラミングパズル165096大きめあり6歳〜小4
プログラミング的思考を育てるドリル88064大きめあり年中〜小2
目次