ハードウェアと一緒に学べる!『micro:bitではじめるプログラミング』レビュー

「画面の中だけじゃ物足りない!」という子どもにぴったりなのが、『micro:bitではじめるプログラミング』です。

小さなマイコンボード“micro:bit(マイクロビット)”を使って、LEDを光らせたり、センサーで反応させたりと、“目に見える”“手で触れる”プログラミング体験ができるのが最大の魅力。

この本は、micro:bitとプログラミングをゼロから学びたい親子に向けた、やさしく丁寧な解説書です。


目次

書籍の基本情報

  • タイトル:micro:bitではじめるプログラミング
  • 著者:田中 由浩(たなか よしひろ)
  • 出版社:技術評論社
  • 発売日:2020年4月
  • ページ数:192ページ
  • 価格:1,738円(税込)
  • 対象年齢:小学校高学年〜中学生向け

特徴①:micro:bitの基本からていねいに解説

「micro:bitって何?」「どこで買えるの?」といった導入部分からしっかり解説。

電源のつなぎ方や、LEDの点灯、ボタン入力などの基本動作も、写真やイラストを使ってわかりやすく説明してくれるので、完全初心者でも安心です。


特徴②:MakeCodeでのビジュアルプログラミングが中心

プログラミングは、micro:bit公式の「MakeCode」ブロックエディタを使って学びます。

Scratchに似た操作感で、ブロックを組み立てながら、論理的な命令の流れや制御構造(条件分岐・ループなど)を自然に身につけていくことができます。

実際にmicro:bitが光ったり反応することで、試行錯誤も楽しい体験に変わります。


特徴③:実用性のあるミニプロジェクトが豊富

  • 温度計や歩数計
  • ゲームコントローラー
  • サイコロアプリ
  • じゃんけんマシーン

…など、遊び心と実用性のあるミニプロジェクトが多数紹介されており、「作る→動かす→遊ぶ→もっと作りたくなる」という好循環を生み出します。


保護者にうれしいポイント

  • micro:bitの基本と接続方法が写真でわかる
  • 小学生でもつまずかないステップ設計
  • 学校の授業や自由研究にも応用可能

電子工作や理科・算数と結びつけて学べるため、STEAM教育の入口にもぴったりです。


こんな方におすすめ

  • Scratchを一通り終えたあとに次のステップを探している子
  • プログラミングと電子工作を組み合わせて学ばせたい家庭
  • 夏休みの自由研究で“動くもの”を作りたい小学生
  • 学校でmicro:bitを使い始めたが、補助教材を探している保護者

まとめ

『micro:bitではじめるプログラミング』は、プログラムを“見える形”で実感しながら学べる貴重な一冊です。

Scratchや画面上の学習だけでは物足りない子どもに、ハードウェアを通じた実践的な学びを提供してくれるこの本は、「次の一歩」にぴったり。

家庭でも、学校でも、楽しく“手で学ぶプログラミング”をスタートできるおすすめの入門書です。

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